ときど記 後記 -3ページ目

国会中継、おもしろかった

初当選してから1ヶ月と経たない新人議員が答弁に立つ、ということで、少しばかり注目を集めたであろう国会答弁。



片山さつきさんは、凄かった。


「...ですが、...でありまして、...ですが、」

で延々と意見をつなぐ方法で、与党議員も野党議員も視聴者もよせつけない迫力。



 (郵便事業が値上がりすれば、)ラブ・レターひとつ出すのも大した負担になってしまいます、


とジョークを挟んだ民主の議員に対しては、一通り笑った後、


 ラブ・レターのために税金を注入すべしという何とも若々しい意見でたいへんけっこう。


と一蹴。



てか、新人は新人でも、このひとは新人とは呼べないよなあ。キャリア中のキャリア。



その後に登場した佐藤ゆかりさんは、さすがに見劣りしてしまいました...

この順番じゃ仕方ない、でしょうか。

ひとのこころを扱う学問

 美術史をひとの心を扱う学問だ。情緒的であれ。


という、教授のことばに、心を打たれました。


胸を張ってそう言えるひとに出会えたことが、どれほど嬉しかったことか。



そしてこのことばを、もう1、2年前に聞くことができたら、僕の勉強態度も違ったでしょうに...

夏の終わり  2

枝から木を、森を変えていくのだ。



しょっちゅう無印良品で買い物をする僕。

買い物の度に、いつも、「あ、袋入れなくていいです」と言って、レジ袋をもらわないようにしていました。


ちょこちょこした買い物が多いから、鞄に入れれば済むのです。


最近、その甲斐あってでしょうか、それとも僕の他にもレジ袋を断るお客さんが多かったのでしょうか、

レジ台に


「袋が必要でない方はお申し付け下さい」


なるプレートが置かれるようになりました。



おかげで、前よりも袋を断りやすくなって、ちょっとだけ嬉しい。



自分がこう!と信じてとった行動は、どこかで実を結びます。


夏の終わり

暦の上での夏の終わりに、大きなイベントへの参加が続いて、

その一つ一つに思うことがいっぱいあって、

頭が疲れます。



地球環境にやさしいとか、「エコ」を謳うお祭が、その実如何にエコでないかについて。


当日参加の来場者にとってだけエコでも、

その準備段階にちっとも「エコ」の精神が生きていなければ、そのお祭が本当の意味でエコロジーだとは言えない。



自分が4年間関わってきたイベント。

もっと良くしたい、もっと良くできるという思いがあったからこそ、4年間続けられた。


でも、達成できなかったと思うことばかりです。


だから、来年以降のために、準備段階からできることを、後輩たちにしっかりと提案したい。


道具の買い物をするときに、レジ袋をもらわないとか、

食事はコンビニ弁当みたいにややこしいゴミがいっぱい出るのじゃなくて、どこか地域のお店で食べるようにする、とか、

そんな些細なこと。



塵も積もれば、です。


枝から木を、森を変えていくのだ。

フォー・ザ・ライト

ちょっと気を付けてみる度に、世の中のほとんどの製品が


健康で、

右利きの、

男性


向けに作られていることを実感します。


僕自身は、健康で右利きの男性だから、不自由はしないけれど、それと引き換えに不自由を強いられているひとを目にすると、どうしようもなく申し訳なくなります。



たとえば、右利きばんざいの世の中。



電車の改札機のきっぷ投入口、右・左、どちら側にありますか。

パソコンのスクロール・バー、画面に向かってどちら側にありますか。

パソコンのマウス、左右のどちら側の方が取り付けやすいでしょうか。



そんなところ。

レフティが少ないとは、決して思いませんが。



ハードな設備のたいていは、右利きのひと用「のみ」のように思います。ここ日本では。


塚本シート

いいなあ、と思う取り組み。

サッカーJ2、アビスパ福岡の塚本選手は、8年間にわたって、ポケットマネーでスタジアムの年間シートを購入し、福岡市内の養護施設の子どもたちを試合に招いています。


通称「塚本シート」。

サッカー選手だからこそできることを...と考えたのが、この取り組みのきっかけとなったそうです。


サッカー大好きな子どもにとっては、スタジアムで観戦できることがどれほど嬉しいのか、僕にもよくわかります。


そうした子どもたちの嬉しい声が、塚本シートの原動力になっていることでしょう。


選手としてはチームの第二、第三のGKとして、なかなか試合に出られない日々が続いている塚本選手ですが、でも、

彼がいるからこそ、試合会場に行く機会を得た子どもたちがいます。


塚本シート、これからも続けていってほしいです。もちろん、アビスパがJ1に昇格してからも!

開票速報を見ながら。 3

テレビ東京(12ch.)が、やってくれました。


衆議院の解散の「真相」を、ドラマ仕立てで解説しているのです。これがおもしろい。



内容云々よりも(ごめんなさい)、小泉首相役の田中 健さんが、本人にそっくりでそっくりで、うまーく特徴を捉えていて、見ていて笑いが止まらない。最高。


小泉首相独特の声のかすれさせ方、語尾、

得意の、言い切るときの声の吐き出し方、顔の角度、

髪型、特にもみあげのあたり(メイクさんがんばった!)。


いやあ、よく研究して演じてらっしゃいます。ウィット。

野党も、これくらいよく研究して選挙に臨むべきだった...



のかな?

開票速報を見ながら。 1

どうした亀井 静香。もう、敬称を付す必要もありませんね。


酔っ払ってるんでしょうか? 返答がおかしいし、インタビュアーの呼び掛けをちっとも聞いていません。


話題ばかりのホリエモンに小選挙区で勝利しても、相手の質問に対して噛み合わない返答をするばかりでまともに会話もできないようなひとに、政治を託したいとは思えません。


まあ、でも、広島6区に住まない僕にとっては関係の無いはなしなのでしょうか。


8月の寄付。

ときど記 後記、先月8月の訪問者数は、のべ428人でした。


ご覧になってくださった皆さん、メルシィ、メルシィ。



コメントは、7件、

トラック・バックは5件、ありました。


どうも、カムサハムニダ。



というわけで今月の寄付額は、

(訪問者数 × 10円 + コメント × 100円 + トラック・バック ×100円 = )

5480円になります。



寄付先は、


国連WFP協会(World Food Programme http://www.jawfp.org/ )。


先日たまたま観た、WFPの写真展であるとか、今月号の『National Geographic』とか。


あるいは、最近ではホワイト・バンド・キャンペーンの盛り上がりもあって、

貧困問題、そして飢餓の問題に、関心が向きます。


たとえば、世界全体では、毎日、

地球上の全人口、60億人全員の分をまかなえるだけの食糧が生産されているそうです。


でも、一日に一食も食べられないひとが、億単位の人数、いる。

アフリカでは半数以上のひとが一日1ドル以下の生活を強いられている。


変、ですよね。



あるいは、

僕は割烹でお皿洗いのバイトをしています。


当然、お客さんの残した食べ物を処理(捨てる)したりもするわけで、

なぜ注文していて残すのだろう、もったいないなあと、

いつも残念な気持ちになります。

(ときどき、つまみ食いしてしまいます。)



食べ物を残す文化をほったらかしにしたままで、食糧支援やら援助やらに精を出すことには、確かに強い矛盾を感じます。

片や政治、片や悪しき文化の側面、と割り切ることはできても、どこか嫌な後味が残るだけ。



でも、それでも、いますぐにでもできることがあります。

微力でも、僕は信じて行動します。

WFPさん、よろしくです。

「しきゃく」じゃなくて「しかく」ですよね、小泉さん、岡田さん

9月11日、

奇しくも4年前の同じ日にアメリカで同時多発テロが起こった日であり、今年、北朝鮮を中心とした6カ国協議のちょうど前日にあたる日、の、衆議院選挙。



現状では、自民党の巧みなプロパガンダが大成功している、といっていいはずです。


郵政民営化にこだわった政治と国民へのアピールに加え、

その法案が参議院を通らないと、あっさり衆議院を解散。


そうして、党内部で勝手に自己分裂すると、小泉監督が、郵政賛成派 vs 反対派というわかりやすい「対決」を演出。


「刺客」なんてちょい過激なことばも、テレビや新聞に載せてうまく流行させて、

完全に自民党ペースで、この選挙戦は進んでいるように思えます。



がんばれ現・野党。このままでは既に「負け」です。


いや、がんばれというのもおかしいのかな。

ただ、このままの自民ペースで投票日まで突き進んでしまうのは、何かはがゆいです。



各党の主張の比較。
http://election2005.yahoo.co.jp/


けっきょく郵政選挙であるとはいっても、郵政に賛成か反対かだけでは支持は決められない(決めたくない)。


じゃあ、と、各党のマニフェストを拾い読みしていると、再び、何かがおかしいと思ってしまう。



夜遅くになっても選挙カーで候補者と政党名を連呼するだけのひとが、どれだけ立派な公約を掲げ、マニフェストを差し出してきても、それはおかしいと思うのです。

日常生活を阻害するに値するだけの価値がある、選挙活動でしょうか?



口で言うのは誰でもできる。

マニフェスト作りだってそう。

大事なのは、その表現の方法と実践だろうと。


マニフェストは、当選してから果たせばいい「だけ」のものではありません。

経済、福祉から外交に至るまで、国なり国民なりのための仕事をしたいと謳うのが本当なら、名前とスローガンと他の候補者・政党の非難を連呼するだけの街頭演説を今すぐにやめてほしい。


自分にできることはこれだ!というスピーチを、聴くひとにそう思わせるように、披露してほしい。そんなひとがいれば、僕はいっぺんに夢中になります。



政治だって、選挙だって、「見せ方」です。そして「魅せ方」です。


これが政治だ、というものを魅せてほしいです。


あと4日。