Buy Nothing Day | ときど記 後記

Buy Nothing Day

この大切な地球環境、そして人間の環境への何よりの貢献は、ものを買わないことだと常々思っています。



ものを買わなければ(あるいは、もらうこともなければ)、ゴミは発生しません。


ものを買わなければ、生産は減ります。

ということは、それに伴う生産段階でのエネルギー使用、自然への負荷が減ります。

もちろん原材料の消費も抑えられます。


それは進歩を大前提とした資本主義へのアンチテーゼ。反旗。裏切り。「恩を仇で返す」。逆走。

でも、そもそも進歩を前提に置くのってどうなのよ。


ものを買わなければ、ものが減って、身の周りもまちもすっきりします。


ものを買わなければ、ものが売れなくなれば、ものを売るひとも徐々に減って、何かとビジネス!ビジネス!な風土も変わるでしょう。

しつこいほどの広告も減って、至るところ宣伝だらけのまち並も変わるでしょう。



ものを買うのは楽しい。

ものを買わないのはつまらない。


でも、ものを買わないという態度も、立派な意思表示になります。

資本主義だけが善じゃねえぞと。

消費だけが文化じゃねえぞと。



そんなことを考えていた僕よりも、はるかに先行して行動に移しているひとたちがいました。

カナダの非営利団体、Adbusters(http://adbusters.cool.ne.jp/ )。


キャンペーンはその名も「Buy Nothing Day 」。


年末年始、商店が一番が賑わう時期にこそ、ものを買うのは止そうぜ!というキャンペーン。

お馬鹿っぽい調子で繰り広げられていて、なんともいい感じ。



このキャンペーン、年末年始だけでもいいけれど、どうせなら年中やりましょう。

消費も地球の回転も、24時間365日、止まりません。


可能な限り、Buy Nothing Days。

買えないものを守るために、買いません。